盲ろう者の最近のブログ記事

大阪府立中央図書館では昨年2冊の障害者が執筆者の1名として関わった図書をデイジー化し、貸出をしている。
『いまこそ私は原発に反対します。』は三宮麻由子さん
『心のクスリ』は福島智さん
貸出は障害者サービスをおこなう全国の公共図書館、視覚障害者情報提供施設(点字図書館)から可能だ。
それぞれの原本の情報と購入は以下のページ。
書名 著者名 出版者 出版年 価格
いまこそ私は原発に反対します。 日本ペンクラブ編 平凡社 2012.03 1,890円
心のクスリ 読売新聞医療情報部編 文藝春秋 2011.09 1,100円
視覚障害に関連する書籍紹介のホームページの更新が滞っておりましたが、このほど2010年1月から2010年10月に発売された43冊の本の情報を追加しました。
書名著者名出版者出版年価格
たのしい点字 しらべよう!りかいしよう!点字の世界 2 桜雲会監修、こどもくらぶ編岩崎書店2010.103,150円
点字って、なに? しらべよう!りかいしよう!点字の世界 1 桜雲会監修、こどもくらぶ編岩崎書店2010.103,150円
もうどうけんふりふりとまり セアまり作、はまのゆか絵幻冬舎2010.091,260円
接客・接遇のためのユニバーサルサービス基本テキスト 紀薫子著、井上滋樹協力日本能率協会マネジメントセンター2010.091,575円
万人のための点字力入門 さわる文字から、さわる文化へ 広瀬浩二郎編著生活書院2010.092,310円
闇を光に ハンセン病を生きて 近藤宏一著みすず書房2010.092,625円
折り紙でたくさんの笑顔を 盲目の「折り紙大使」 加瀬三郎物語 田島栄次文学研マーケティング2010.091,260円
WebアクセシビリティJIS規格完全ガイド 改訂版 アライド・ブレインズ著日経BPマーケティング2010.093,990円
雨のち曇り、そして晴れ 障害を生きる13の物語 NHK厚生文化事業団編日本放送出版協会2010.081,470円
灯綴り 京都ライトハウスからの贈り物 小河ふぅみ著文芸社2010.081,470円
ナオ・ゴーストレート ―盲導犬歩行指導員― 3 アクションコミックス 山本康人著双葉社2010.08630円
点訳のてびき第3版Q&A 第2集 全国視覚障害者情報提供施設協会編集全国視覚障害者情報提供施設協会(発売:大活字)2010.081,050円
障害者自立支援法事業者ハンドブック 2010年版指定基準編 人員・設備・運営基準とその解釈 中央法規出版2010.073,360円
障害者自立支援六法 平成22年版 中央法規出版2010.076,720円
障害者白書 平成22年版 内閣府編集日経印刷2010.072,450円
回想のロイド 盲導犬との五十年 河相洌著文芸社2010.071,365円
一人ひとりの読書を支える学校図書館 特別支援教育から見えてくるニーズとサポート 野口武悟編著読書工房2010.072,100円
サッカーボールの音が聞こえる ブラインドサッカー・ストーリー 平山讓著新潮社2010.071,470円
世の中への扉へ 盲導犬サーブ 手島悠介著講談社2010.061,260円
耳で読む読書の世界 音訳者とともに歩む 二村晃著東方出版2010.061,575円
視覚障害者の老後を豊かにするための本 桜雲会編桜雲会点字出版部2010.051,890円
白杖歩行サポートハンドブック 地域で暮らす視覚障害者のために 新潟県中途視覚障害者のリハビリテーションを推進する会編、読書工房2010.051,680円
関係の原像を描く 「障害」元学生との対話を重ねて 篠原睦治編著現代書館2010.052,100円
あなたの眼は大丈夫? 気づかない眼の病気30症例 足立和孝著ジュリアン2010.051,260円
親ばか力 子どもの才能を引き出す10の法則 辻井いつ子著アスコム2010.041,400円
9歳の失明宣告 熊野伸一著彩図社2010.041,260円
しらべよう!はたらく犬たち 1 盲導犬・聴導犬・介助犬 日本盲導犬協会監修ポプラ社2010.032,940円
音訳指導マニュアル 視覚障害者用録音図書製作のために 全国視覚障害者情報提供施設協会録音委員会「音訳指導マニュアル」製作プロジェクト編集全国視覚障害者情報提供施設協会2010.031,260円
生きるって人とつながることだ! 全盲ろうの東大教授・福島智の手触り人生 福島智著素朴社2010.031,680円
視覚障害児・者の歩行指導 特別支援教育からリハビリテーションまで 芝田裕一著北大路書房2010.033,570円
みんなで考えよう障がい者の気持ち 1 視覚障がい 読んでわかる、体験してわかる 玉井邦夫監修、青柳まゆみ監修学研教育出版2010.022,625円
口で言えれば漢字は書ける! 盲学校から発信した漢字学習法 道村静江著小学館2010.021,575円
ナオ・ゴーストレート ―盲導犬歩行指導員― 2 アクションコミックス 山本康人著双葉社2010.02630円
北海道盲導犬物語 人を支える犬たちと犬を支える人々と 菅井亜沙子著長崎出版2010.021,680円
ずっと一緒に  盲導犬が老いたとき 田中真由美著ぶんか社2010.021,260円
Let it be 1 視覚障害あるがままに 夢は、情報バリアフリー 大活字版 読むこと生きること、情報は命!叢書シリーズ 岩井和彦著大活字2010.023,129円
Let it be 2 視覚障害あるがままに 夢は、情報バリアフリー 大活字版 読むこと生きること、情報は命!叢書シリーズ 岩井和彦著大活字2010.023,129円
Let it be 3 視覚障害あるがままに 夢は、情報バリアフリー 大活字版 読むこと生きること、情報は命!叢書シリーズ 岩井和彦著大活字2010.023,129円
雑誌 総合リハビリテーション 2010年1月号 特集 ITとリハビリテーション 医学書院2010.012,205円
ロービジョン・マニュアル A.Jonathan Jackson原著、James S.Wolffsohn原著、小田浩一総監訳エルゼビア・ジャパン2010.015,250円
空が香る 三宮麻由子著文藝春秋2010.011,470円
視覚障害者をめぐる社会と行政施策 職業選択の変遷を視座にして 鈴木正行著学文社2010.013,150円
医学書院から発売されている雑誌『総合リハビリテーション』2010年1月号の特集「ITとリハビリテーション」を紹介いたします。
筆者も今回の特集の中で「視覚障害者のIT環境および盲ろう者へのIT支援」をP.27-32で書いております。
雑誌 総合リハビリテーション 2010年1月号
特集 ITとリハビリテーション
以下は特集の目次です。
特集以外の記事は医学書院のホームページをご参照ください。
論文タイトル執筆者所属ページ
回復期リハビリテーションチームにおけるITの活用菅原英和都立大塚病院リハ科7
認知機能評価とIT渡辺基東京慈恵会医科大学リハ科15
ITを用いたリハビリテーション―low techとhigh tech機器による認知症と記憶障害の生活支援安田清千葉労災病院リハ科21
視覚障害者のIT環境および盲ろう者へのIT支援杉田正幸大阪府立中央図書館27
リハビリテーション工学とIT中山剛国立障害者リハセンター研究所33
以下は関連のホームページです。
  1. 雑誌詳細「総合リハビリテーション 2010年1月号 特集 ITとリハビリテーション」
  2. 医学書院ホームページ「総合リハビリテーション」
  3. 医学書院 AD BOX「総合リハビリテーション」
情報科学技術協会が月刊で発行する会誌『情報の科学と技術』 Vol. 59, No.8(2009年8月号)の特集は「情報バリアフリーとしてのユニバーサル・サービス」です。
情報科学技術協会のホームページには日本語と英語の抄録が7月31日に、掲載されました。
この中で私は「情報障害のある人への支援の現状と課題 -視覚と聴覚の両方に障害のある人(盲ろう者)へのパソコン支援を中心に-を執筆しました。(P.378-384)
この論文では、盲ろうとはどういう障害か、盲ろう者のパソコン環境、大阪府立中央図書館などでの筆者のパソコン利用支援の経験やそれらを支援する人たちの養成、米国での盲ろう者の状況などを紹介し、日本で今後、必要な支援や求められていることについて書いております。
この他、特集では、図書館サービスにおけるユニバーサルデザイン、出版メディアにおけるユニバーサル・デザインの現状、戦後日本における障害者法制の軌跡、図書館の多文化サービスについて、公共図書館における障害者サービスの動向と現状、の全部で6つの論文が掲載されています。
『情報の科学と技術』は、多くの公共図書館や大学図書館などで購入している他、個人で希望する場合はこの号だけの購入も可能です。直接、会誌・出版物購入のお申込み 情報科学技術協会 INFOSTAにお申込ください。情報科学技術協会の会員の人の価格は1,307円、一般の人の価格は1,743円です。申込みは上記のページの会誌バックナンバーのところに「2009年 59巻 8号 1冊」のように記入すれば申し込めます。
なお、CiNii(NII論文ナビゲータ)で、CiNii会員は雑誌が発行されて3ヶ月後から、それ以外の人は論文の全文を6ヶ月後から読むことが可能です。
CiNii - 情報の科学と技術
4月22日のブログで盲ろう者の福島智さんについて書かれた本が相次いで発売で東京大学先端科学技術研究センター教授で視覚と聴覚の両方に障害のある(盲ろう者)の福島智さんの母である福島令子さんが書かれた「さとしわかるか」について紹介しました。
福島智さんやその周辺の人が書いた本はこれまでに
  1. 「ゆびさきの宇宙 福島智・盲ろうを生きて」生井久美子著 岩波書店 2009年
  2. 「指先で紡ぐ愛 グチもケンカもトキメキも」光成沢美著 講談社 2003年
  3. 「(明石ライブラリー1) 盲ろう者とノーマライゼーション 癒しと共生の社会をもとめて」福島智著 明石書店 1997年
  4. 「渡辺荘の宇宙人 指点字で交信する日々」福島智著 素朴社 1995年
  5. 「(シリーズ市民の活動) ゆびで聴く 盲ろう青年福島智君の記録」小島純郎、塩谷治著 松籟社 1988年
などがありますが、福島智さんのお母さんが書かれた本の出版は今回が初めてになります。
5月20日に発売され、既に以下のオンライン書店などで購入ができます。
  1. Amazon.co.jpで詳細を見る
  2.  紀伊國屋書店で詳細を見る
  3.  JBOOKで詳細を見る
  4. セブンアンドワイで詳細を見る
  5.  全国書店ネットワーク「e-hon」で詳細を見る
  6. TSUTAYA online ツタヤオンラインで詳細を見る
  7.  ビーケーワンで詳細を見る
  8. ブープルで詳細を見る
  9.  ブックサービスで詳細を見る
  10.  セブンアンドワイ ヤフー店で詳細を見る
  11.  楽天ブックスで詳細を見る
  12.  livedoor ブックスで詳細を見る
なお、視覚障害者が点字や音声で『さとしわかるか』を読む目的に限り、全文のテキストデータを朝日新聞出版がダウンロードにて提供しております。詳しくはリンク先の説明をご覧ください。
さとしわかるか」テキストダウンロード説明ページ(朝日新聞出版
2009年4月22日 22:00のブログ盲ろう者の福島智さんについて書かれた本が相次いで発売の記事で「ゆびさきの宇宙 福島智・盲ろうを生きて」という書籍を紹介しました。
この本は朝日新聞記者の生井久美子(イクイ,クミコ)さんが書かれた本です。
生井さんは朝日新聞の家庭面の連載「付き添って」でアップジョン医学記事賞受賞。これまでに などの本をこれまでに出版しています。
生井さんは2004年の取材で東京大学先端科学技術研究センター教授で視覚と聴覚の両方に障害のある「盲ろう者」の福島智さんを取材しました。
その後、全国盲ろう者協会の会議や大学の授業、講演会、研究会などに積極的に同行しながらこの本をまとめたそうです。
同書を購入した人で、視覚障害などを理由に活字のままで読むことのできない人を対象に、テキストの電子データを提供していただけます。①本のカバー折返しにあるテキストデータ引換券(コピー不可)、②奥付頁コピー、③200円切手を同封し、送付先の郵便番号、住所、お名前を明記し、〒101-8002 東京都千代田区一ツ橋2-5-5 岩波書店編集局『ゆびさきの宇宙』テキスト電子データ送付係まで送るとデータの入手が可能です。
早速、インターネットで「ゆびさきの宇宙 福島智・盲ろうを生きて」を購入し、本日、岩波書店にテキストデータの申込みをしたところです。
少し本書をスキャナーに取り込んで読みましたが、なかなかよくまとめられているという印象を受けました。データが届くのが楽しみです。
以下、オンライン書店でも同書を購入出来ます。
東京大学先端科学技術研究センター教授で視覚と聴覚の両方に障害のある(盲ろう者)の福島智さんについて書かれた本がこの4月と5月に相次いで発売されます。

朝日新聞記者の生井久美子さんが書かれた「ゆびさきの宇宙 福島智・盲ろうを生きて」が岩波書店から2009年4月24日に発売されます。
価格は1,890円、ISBNは978-4-00-025409-0です。
本書の詳細については下記のページをご覧ください。
http://www.j7p.net/book/detail/2009/04/9784000254090.html

福島さんの母である福島令子さんが書かれた「さとしわかるか」が朝日新聞出版から2009年5月20日に発売されます。
価格は1,470円、ISBNは978-4-02-250565-1です。
本書の詳細については下記のページをご覧ください。
http://www.j7p.net/book/detail/2009/05/9784022505651.html
大阪府立図書館紀要 第37号 2008(平成20)年3月31日発行に「盲ろう者へのパソコン支援」を書かせていただいたことは4月6日のブログで紹介いたしました。
ホームページで、その内容の全文が読めるのですが、PDF形式で掲載されているため、盲ろう者や視覚障害者が点字ディスプレイ、音声読み上げや画面拡大ソフトなどを使って読むことが難しい問題がありました。
「盲ろう者へのパソコン支援」の点字データを杉田が作成し、HTML形式も中之島図書館に作成いただき、このほど、そのデータが大阪府立図書館ホームページ大阪府立図書館紀要のページにアップされました。
HTML形式と点字データ、PDF形式のページは下記になります。
3月29日にブログで紹介した全国盲ろう者協会編著の『盲ろう者への通訳・介助 「光」と「音」を伝えるための方法と技術』は、発売から10日です。ようやく、大型書店やネット書店で在庫が見られるようになってきました。
4月5日21時現在、目録情報(書誌)が上がっているネット書店は、Amazon、ビーケーワン、ジュンク堂書店、喜久屋書店の4社でしたが、今週になり、ようやくその他のオンライン書店でも扱いが開始されています。
この内、在庫があるのは、ビーケーワン、ジュンク堂書店、Amazonなどです。
Amazonとビーケーワンは読書工房から直接、本が入ってくるため、発売後、早期に在庫があります。
トーハン、日販などは読書工房から直接、本が入ってこず、東京官報から取り次ぎしております。東京官報(実際のホームページは「全国官報販売協同組合」)に同書の情報が掲載されたのが、4月4日、そのため、トーハン、日販を通じて実際に主な書店に届くのは4月中旬と考えます。
トーハンは4月9日、日販は4月11日に書誌(目録情報)がアップされております。
ちなみに、全国官報販売協同組合のホームページでは、読書工房を読売工房と誤記されていました(4月5日現在)。
下記は本書が購入できるサイトへリンクされます。
  1.  ビーケーワンで詳細を見る
  2. Amazon.co.jpで詳細を見る
  3.  全国書店ネットワーク「e-hon」で詳細を見る
  4. ブープルで詳細を見る
  5. セブンアンドワイで詳細を見る
  6.  紀伊國屋書店で詳細を見る
  7.  JBOOKで詳細を見る

本書については既にブログで取り上げている他、詳細は下記のページに掲載しております。
  1. 3月29日のブログ記事
  2. 「盲ろう者への通訳・介助」の詳細と目次など
大阪府立図書館紀要 第37号 2008(平成20)年3月31日発行に「盲ろう者へのパソコン支援」を執筆しました。
大阪府立図書館紀要」は1964(昭和39)年12月に創刊されました。1998年の発行以降、暫く発行されませんでしたが、2006年に再刊され、大阪府立図書館ホームページにその全文が掲載されています。
今回、執筆した「盲ろう者へのパソコン支援」(P.35-43)では、2001年からの大阪府立中央図書館での盲ろう者へのパソコン個別支援(およそ15例)、2002年度から継続している盲ろう者向けインターネット講習会(初級講座、中級講座)について詳しく紹介しています。
視覚と聴覚の両方に障害のある盲ろう者にとって、パソコンを使いこなせるようになることは非常に大きなことです。電子メールやインターネットを使いこなせるようになることで家族や通訳者を介さずに直接情報の取得が可能となります。
盲ろう者にとってパソコンを使いこなせるようになるには相当な努力が必要ですが、自ら情報を得られるように、みなさん日々努力されています。
「大阪府立図書館紀要」は下記のページで全文が公開されております。(PDF形式)

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