HD革命バックアップ4を使って
HD革命バックアップの概要
Windows起動ディスク
バックアップの手順
リストアの手順
■HD革命バックアップの概要
HD革命バックアップ4は、アーク情報システムが販売しているバックアップツールです。
この項を執筆している時点での実売価格は1万1千円前後です。
バックアップに特化したプログラムで、RAIDや圧縮ドライブにも対応しているようです。
またライティングエンジンを内臓しており、このプログラムで直接CDRに書き込み、ブータブルCDを作成することができます。
システムのバックアップに関するほとんどのユーザーインターフェースは、視覚障害者にも使えるものになっています。
もっとも、このプログラムには、パーティションサイズを変更する機能がありますが、サイズ変更はマウスが使えないとやりにくいでしょう。

ver3を使ってのバックアップ/リストア操作に関しては、

http://www102.sakura.ne.jp/~kochi/box/pctalker/hd-kaku.htm

に詳しい説明があります。視覚障害者を対象にした説明です。
ver4もver3も、操作はあまり変わらないようです。
HD革命の使用を考えている場合は、ぜひ上記ページを参照してください。
■Windows起動ディスク
HD革命をインストールするとWindowsの起動ディスクを作成するようです。
システムが立ち上がらなくなったとき、リストアはこの起動ディスクから行うのだと思います。
Windows XPの場合、起動ディスクはフロッピー6枚になります。
またコマンドプロンプトでの作業が必要になるので、晴眼者の助けが必要になるかもしれません。
■バックアップの手順
【準備】
バックアップしようとするパーティション(ドライブ)にスキャンディスクをかけ、ハードディスクの不良部分を省いておくのがのぞましいです。
またWindows2000/XPではAdministrator権限で行わなければなりません。(あなたがそのPCをひとりで使っているのなら、通常、このAdministrator権限を持っています。)


【バックアップの実行】
デスクトップアイコンか、スタートメニューの「HD革命バックアップ」から起動します。

「HD革命/Backup-操作の選択」というウィンドウが開きます。
ここで、ALT+Sキーをおせばバックアップ、ALT+Rキーを押せばリストアになります。

Sキーを押して進行させると、「HD革命/Backup-ドライブの選択」という画面になります。
ここでバックアップするドライブを選択します。デフォルトではC:\が選択されていると思います。コンボボックスでドライブ一覧が表示されているので、矢印キーでドライブを選択してください。

選択したらALT+Nで次のページを開きます。
「HD革命/Backup-ファイルの選択」という画面になります
このページで、バックアップ用データを置くドライブやファイル名を指定します。
また圧縮の有無、データを分割するための最大サイズなどを設定できます。
バックアップ用データを置くドライブとしてCDR/DVDドライブを選択したときは、「起動可能なCDR/DVDRにする」かどうかを指定するため、「CDR/DVDRの設定」というダイアログボックスが開くようです。
このページで書き込み速度などを指定します。
「起動可能なCDR/DVDRにする」をチェックすると、ブータブルCD作成についての一連のダイアログボックスが表示されます。OSのCDROMまたは起動ディスクを準備しておいてください。特別な理由がなければ、「起動可能なCDR/DVDRにする」はチェックすべきでしょう。
これらの設定を終え、ALT+Nで次へボタンを実行すると、バックアップが始まると思います。
これらの手順については、スクリーンリーダーがすべてのコントロールを読み上げると思えるので、手順どおりに進めば問題ないはずです。
■リストアの手順
Windowsが立ち上がっており、なんらかの理由で前の環境に戻したいときは、「HD革命バックアップ」を立ち上げ、「HD革命/Backup-操作の選択」というウィンドウでALT+Rボタンをおせば、リストアができます。
CDRからリストアするときは、1枚目の復元が終了したら自動的にトレイが開きますので、次2枚目・3枚目と々と入れ替えていくだけで処理できます。

バックアップ時に「起動可能なCDR/DVDRにする」をチェックし、データがブータブルCDに収めてあれば、そのブータブルCDからPCを立ち上げ、リストアすることができると思います。
しかし、どういう画面になるか、なんらかのキー入力が必要かなど、その詳細は現時点では不明です。



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