DOS用のCDROMドライバ
必要なもの
DOS用CDROMドライバ
MSCDEX.EXE
DOSへの組み込み
■必要なもの
DOSからATAPI接続のCDROMを使うには次の2つのファイルが必要です。

(1)そのドライブに適したドライバ
(2)MSCDEX.EXEという、MS-DOSの拡張プログラム。

ここではその入手方法を説明します。
■DOS用CDROMドライバ
Windows98/MEなら簡単です。
C:\Windows\Command\Ebdに、OAKCDROM.SYSというファイルがあります。
汎用的なCDROMドライバで、たいていこれが使えます。

Windows95ではあなたのPCのどこかに存在するかもしれません。しかしOSには付属しません。2000/XPを使っている場合は、PC内にはおそらく存在しないでしょう。OSにも付属しません。

もし98/MEが利用できるなら、上記のOAKCDRO.SYSを使うのが簡単です。
98/MEが利用できなないとき、あるいはOAKCDRO.SYSでドライブがうまく動作しないときは、メーカーのWEBサイトからダウンロードする必要があります。
まずPCメーカーのWEBサイトを訪ね、自分が使っているPCについてDOS用ドライバが公開されていないか、探してください。
見つからないときは、お使いのドライブについてメーカーのWEBサイトを訪ね、探します。
ドライブのメーカーはシステム情報や、「コントロールパネル」→「システム」→「デバイスマネージャー」で、そのドライブに関する部分を見ればわかるだろうと思います。(表示されているのが型番だけなら、その型番をインターネットで検索します。)。

CDROMドライバは、次のような名前のファイルです。

OAKCDROM.SYS
ATAPICD.SYS
SAMPLE.SYS
CR_ATAPI.SYS
MTMCDAI.SYS

Windows95の場合、起動ドライブのルートにあるCONFIG.DOSというファイルがあるかもしれません。それをメモ帳などで開いてみると、上のファイル名のどれかが見つかるかもしれません。見つかれば、そこにはフルパスで指定されているはずなので、ファイルの在り処もわかります。わかればそれを使えばいいです。
わからないときは、上述のようにメーカーのサイトを探してください。
■MSCDEX.EXE
MSCDEX.EXEは、Windows95/98/MEならC:\Windows\Commandにあります。だからまったく問題ありません。
Windows2000/XPの場合、OSには付属しません。
Windows95/98/MEが利用できるなら、そこからもってきてください。
MSCDEX.EXEが調達できないと、DOS上でCDROMドライブが使えません。
■DOSへの組み込み
基本的には、CONFIG.SYSというファイルでドライバを組み込み、AUTOEXEC.BATでMSCDEX.EXEを呼ぶことで、CDROMドライバを使えるようにします。
CDROMドライバとしてOAKCDROM.SYSを使う場合は、CONFIG.SYSの記述は下記のようになります。

DEVICEHIGH=OAKCDROM.SYS /D:CD001
(DEVICE=OAKCDROM.SYS /D:CD001とする場合もあります。)

OAKCDROM.SYS以外のドライバを使うときは、この部分はそのドライバを指定しなければなりません。メーカーサイトからドライバを調達したときは、たいてい説明が付属するはずです。その説明にCONFIG.SYSでの指定の仕方が書いてあるはずなので、それに従ってください。
ただ、1点、/D:CD001という部分は、このとおりにしてください。
これはCDROMドライブに名前をつけています。CD001と呼ぶよ、と指定しています。
そして、この名前を使い、AUTOEXEC.BATでMSCDEX.EXEを実行するとき、

MSCDEX.EXE /D:CD001 /L:M

などとするのです。
これは、CD001として組み込んだCDROMドライブをドライブMとして使えるようにする、という意味です。
だからCD001である必要はないのですが、CONFIG.SYSの/D:指定と、AUTOEXEC.BATの/D:指定が同じ名前でなければなりません。


PCは自己責任の世界です。
ここに書いてある方法を実行して万一なんらかの損害が出ても、ページ作成者はいっさい関知しません。