田中哲夫さん、こんにちわ。Kitoです。 なるほど。 Neroでは基本的にパーティションのバックアップは可能だけれど、その 部分の音声化に少し難点があり、使いにくいということですね。 理解しました。 ええーと、Neroのバージョンはいくつでしたっけ? 次にMBMについてですが、以下は長文になります。 > MBMのeditでハードディスクをパーティションに分けるという作業を > あまりパソコンに詳しくない人にやってもらうということはできそうで > しょうか? MBMのReadme.txtに、初心者者向けのツールではない、HDDのことを理解 していない人は使わないでくれ、という意味の警告があったと思います。 これが大前提です。つまり公式には「薦められない」というべきでしょ う。 しかし、データを失ってもよい状態でなら、試していいかもしれません。 よほど変なことをしない限り、HDDを物理的に壊すことはないと思います。 ただあくまでも、自己責任だということを明確にしておく必要があります。 このMLの参加者のなかにも、だれかに手伝ってもらってMBMを使ってみた いという人もいらっしゃるかもしれないので、参考までにどんな操作をす るのか、MBMを使っての領域確保の概略を書いておきます。 (1)MBMエディット画面の出し方は3つあります。 A. DOSコマンドラインからMBMの編集画面を出すのは、 MBM.exe Edit です。 B. MBMが常駐している環境なら、ブートドライブの選択画面が出たとこ ろでF10キーです。 C. MBMのブートイメージをイメージライターでフロッピーに書き込んで おき、そのフロッピーからPCを立ち上げた場合は、表示されるメニューで、 2. Edit Partition Table を選択します。 DOSの起動ディスクにMBM.EXEを置いておいて、Aの方法を使うのが、一番 簡単でしょうね。 DOS起動ディスクが作成できない環境なら、Cを使えばいいです。 (2)区画の編集は、付属ドキュメントMBM.TXTの「MBMの使い方(区画テ ーブルエディタ)」に説明があります。 1から4まで基本区画を作成できますが、1から順に割り当てていくとわか りやすいと思います。 表形式の一覧の右端に、そのドライブ全体の物理情報が表示されます。 そこにCylinders(シリンダ数)が表示されるので、それを元に割り当てま す。 仮にHDDが40Gで、シリンダ数が6412だったとします。 40Gのうち10G、つまり4分の1をファーストパーティションにするなら、 スタートは0、終わりは6412÷4=1604。0から1604までを割り当てればよい わけです。 ファイルシステムはいろいろ選択できますが、 NTFSが 07:HPFS/NTFS、 FAT32が、0C:DOS FAT32X だということだけ知っていればいいでしょう。 (0B:DOS FAT32というのがありますが、これは古い形式です。これだと 位置やサイズに制約が出ます)。 具体的に書いてみましょう。 ファーストパーティションをNTFSにするなら、区画1のところを選択状態 にしておいて、PageUp/PageDownキーで、07:HPFS/NTFSが一覧に出るよう にファイルシステムを調整します。そしてStart Cyl.として0, End Cyl.と して1604を入力します。これで約10GのNTFS領域が確保されます。 このとき注意しなければならないのは、重複していると、シリンダがう まく割り当てられないということです。だから、最初に2,3,4区画のファイ ルシステムをすべて空白にしておくのがいいかもしれません。PageUp/ PageDownキーでファイルシステムを変え、0を選択すれば空白になります。 2番目の区画として残りすべてを割り当ててFAT32にするのなら、「0C: DOS FAT32X」をファイルシステムとして選択し、Start Cyl.として1605、 End Cyl.として6411を入力すればいいです。Start Cyl.は直前の区画の End Cyl.に1を足した数値にするわけです。 (数値の入力は桁数分だけ0を前置する必要があったかもしれません。) 編集がおわったらF8キーで変更をHDDに書き込み、ESCキーで終了します。 これだけです。 慣れればFDISKよりずっと使いやすいと思います。 操作に使うキーは、編集画面に説明があるのでわかるはずです。英語で すがThis is a pen程度の簡単なものです。 ただ、まさかリカバリーCDが、パーティションを書き換えてしまうとい うことはないでしょうね。パーティションを決め打ちしていて、既定と異 なると勝手にパーティションを編集しなおしてしまう、乱暴なリカバリー CDが存在すると耳にしたことがあります。 それからもうひとつ。 > 40GBの内の32GBがメインホルダになっていて、 > Dドライブがなぜか2GB > 残りが不明なんです! > リカバリー用の何かが振り当てられているんじゃないかと想像している > んですが、良く分かりません。 ということですが、最後の不明な領域についてです。 これが単なる未割り当て領域ならいいのですが、もしも「リカバリー用 のなにかが割り当てられている」なら、残す必要があるでしょう。(それ にしてはサイズが大きすぎる気がしますが) MBMの編集画面に、この不明の領域が何なのか表示されるはずです。単な る未割り当て領域なら「空白」になるし、そうでなければ、ファイルシス テムと割り当てシリンダが表示されます。 そうしたことを含め、作業前にすべてのパーティションの状態を、手で メモしてもらっておくのがいいと思います。 そして末尾の領域に意味がありそうなら、そのまま残すのが安心ですね。 以上、はなはだ細かい説明になって失礼しました。 2004年1月13日(火) Kazuhiro Kito <k-kito@kazusoft.com> <http://www.kazusoft.com/>
Received: from hotmail.com (sea2-dav24.sea2.hotmail.com [207.68.164.81]) by sl.sakura.ne.jp (8.12.10/8.12.6) with ESMTP id i0DAwuhU027523 for <windows@sl.sakura.ne.jp>; Tue, 13 Jan 2004 19:58:57 +0900 (JST) (envelope-from zhiro@hotmail.com) Received: from mail pickup service by hotmail.com with Microsoft SMTPSVC; Tue, 13 Jan 2004 02:58:50 -0800 Received: from 218.218.226.202 by sea2-dav24.sea2.hotmail.com with DAV; Tue, 13 Jan 2004 10:58:50 +0000 X-Originating-IP: [218.218.226.202] X-Originating-Email: [zhiro@hotmail.com] X-Sender: zhiro@hotmail.com From: "Kazuhiro Kito" <zhiro@hotmail.com> To: <windows@sl.sakura.ne.jp> Subject: [windows:17139] Re: バックアップについて(M BMでの領域確保) Date: Tue, 13 Jan 2004 19:58:47 +0900 Message-ID: <000001c3d9c4$38095920$6401a8c0@topazxp> MIME-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset="iso-2022-jp" Content-Transfer-Encoding: 7bit X-Priority: 3 (Normal) X-MSMail-Priority: Normal X-Mailer: Microsoft Outlook, Build 10.0.4510 In-Reply-To: <20040112.224223.132841434.tmsah703@yahoo.co.jp> Importance: Normal X-MimeOLE: Produced By Microsoft MimeOLE V6.00.2800.1165 X-OriginalArrivalTime: 13 Jan 2004 10:58:50.0767 (UTC) FILETIME=[3A1359F0:01C3D9C4] Sender: owner-windows X-ML-Sequence: 17139 X-ML-Name: windows Precedence: bulk Reply-To: windows@sl.sakura.ne.jp |