かなり長文です。単独で行うXPの上書きインストールについて、 書いています。 リカルド.ゴンタさん、こんにちわ。Kitoといいます。 かなりの亀レスになりました。リカルド.ゴンタさんにとっては、すでに 無用のものになっているかも知れません。ただ、他の人の参考にしていた だけるかもしれないと思い、コメントさせていただきます。 リカルド.ゴンタ君 <dc03f1_2002@yahoo.co.jp> wrote: > win9Xの時にはたしか > > C:\windows\options\cabs\setup.exe > > こんなコマンドだったような気がするのですが、XPには似たような > ものは見つかりませんでした。 おっしゃっているのは、setup.exeから実行する上書きインストールのこ とだと思います。 同じことはXPでもできます。インストールしているアプリがそのまま残 る可能性が高いので、PCの調子が悪いとき、まず上書きインストールを 試みるのはひとつの方法です。(再インストールが必要なアプリが出 る可能性は、絶無ではありませんが。) 起動ディスクやCDROMから立ち上げるなら、他に修復インストールという 手段があるのですが、その場合は、音声化できないブルー画面での操作が 必須になります。単独で行うのは困難だと思います。 というわけで、ここでは単純な上書きインストールに限って書きます。 XPの上書きインストールでは、特殊な状況が発生しない限り、視覚障害 者が単独で実行できると考えます。しかし環境によってなにが起きるか わかりません。やはり、どなたか画面を見てもらえる人に、そばにいても らうのが安心なのは確かです。 基本的なやり方については下記にマイクロソフトの説明があります。 (URLは2行になります。) http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=%2Fdirectory% 2Fworldwide%2Fja%2Fkblight%2FT009%2F8%2F00.asp ここに書かれているのはパッケージ版における方法です。 メーカー製PC添付のリカバリーCDでも本質は同じですが、導入部が少し 異なるでしょう。 PC添付のリカバリーCDは千差万別です。 リカバリーCDを挿入したらメニューが出て、そこから上書きインストー ルが可能なものもあるでしょう。リカバリーCD内で、Windows固有のSetup. exeを探し、それを手動実行しなければならない場合もあるでしょう。ある いは、ドライバの関係から、上書きインストールをできない仕様にしてい るものも、ひょっとしたら存在するかもしれません。 このあたりはご自分で研究していただく以外に方法はありません。 基本的にはWindowsのSetup.exeを探し、それを実行すればいいだけで す。 余談ながら、上の、98系におけるOptionsディレクトリ内のsetup.exeの 存在も、そのPC固有の状態と考えたほうがいいです。多くのメーカー製PC が、お書きになっているような形、あるいはそれと類似した形でsetup.exe をおきますが、パッケージ版ではこういうインストールは発生しません。 パッケージ版ではCDROM内のSetup.exeを実行するのが通常です。 閑話休題。 Setup.exeが見つけ、それを実行することからはじまります。(パッケー ジ版なら、CDROM挿入で自動的にsetup.exeが走ります。) ウィザード風のウィンドウが出現するので、実行する操作として「 Windows XPのインストール」を選択。インストールの種類としては「アッ プグレード」を選択。ライセンス契約に同意し、プロダクトキーを入力。 更新のダウンロードをするかどうかを選択し、上書きインストールを開始 します。 ここまでは音声化できるので、まったく問題ないはずです。 まもなく再起動が発生します。 ここから数十分間は音声化できません。 そして、この初回の再起動直後に、処理が一度とまるかもしれません。 HDDおよびCDROMの音に注意していてください。 もしここでとまったら、画面には、 「すでにXPにアップグレードされていますよ。再度同じところへアップ グレードするのですか」 という意味のメッセージが出ています。 ENTERを押せば、続行できます。(中止はF3?だったかな) このメッセージが出ないで、そのまますんなり進むこともあります。だ からとまらなかったとしても、気にする必要はありません。わたしの場合、 Professionalではとまらず、Homeではとまりました。 あとは、特異な状況が発生しない限り、XPがすべて勝手にやってくれる でしょう。操作の必要はありません。(2000ではそういうわけにはいかな いと思うので注意してください。> 2000ユーザー) 十数分後にまた再起動が発生し、さらにその後、3回目の再起動が発生 します。 この3回目の再起動が起きてまもなく音楽が鳴り、チャイム音が鳴りま す。この時点で、Windowsそのものの上書きインストールは終了していま す。 「Windowsへようこそ」という画面が出ており、そこで停止しています。 ここでENTERを押し、次の画面へ移ります。 するとライセンス認証の画面になります。ここでは音声化できないので ライセンス認証をスキップしましょう。(上書きなので、ライセンス認証 の必要はないように思います。必要なら後からやればいいです)。 ALT+Oで「ライセンス認証は後でやる」というラジオボタンを選択できま す。そしてENTERで次のページへ移ります。 次ページへ移ったところでWindows起動音が鳴れば、上書きインストール 完了です。スクリーンリーダーも発声を始めるでしょう。 でも、鳴らないかもしれません。 そのときは、ユーザーアカウント作成のための画面が出ています。アド ミニストレーター以外にユーザーアカウントが存在しない環境なら、たぶ んここで、アカウント作成のための画面が出ると想像します。 ユーザーアカウントはコンパネからも作成できるので、ALT+Nで「次へ」 ボタンを実行し、スキップします。 おそらく、これで、Windows起動音が鳴り、いつものようにWindowsにロ グインできるはずです。 もしこれでも鳴らないときは、わたしが書き漏らしている別の設定画面 が表示されている可能性があります。たとえば、Networkがちゃんと設定さ れていない状態で上書きインストールをすると、Networkの設定画面が出 る、というようなことです。 だれかに見てもらえるならいいですが、見てもらえないときは、多分そ の画面にも「次へ」ボタンが存在すると思うので、ALT+Nか、ENTERキーを 押してみてください。あるいはALT+Oの後、ALT+Nかもしれません。そうし た操作でスキップできる可能性があります。 以上です。 これは多くの平均的なマシンの場合です。 特殊なデバイスなどが搭載されていると、インストール中にメッセージ が出る可能性があります。前にも書きましたが、その点がお使いのPCによ って変わるので、はじめての上書きインストールでは、どなたかにそばに いてもらうのがいいと思うわけです。 そして修復を確実にするためと、インストール中に余計なメッセージを 出さないために、事前にCドライブの完全スキャンディスクを実行しておく のが無難だと思います。 CPUやHDDの性能にもよりますが、20GほどのNTFSディスクを完全スキャン すると、2時間程度かかるだろうと思います。覚悟してやってください。 FAT32なら十数分で終わるのじゃないでしょうか。(これらの数値はカン で書いています。不確かです。) また、マイクロソフトによれば、 「Windows XP の再インストール、修復作業またはアップグレードを行った 場合 、All Users フォルダと既定のプログラム テンプレートや設定情報 が保存されている Default User フォルダが失われる可能性があります。 この場合、スタートメ ニューのショートカットやスタートアップ グルー プのアイテム、共有ドキュメントの中に含まれる文書、画像、音楽ファイ ルなどが失われる可能性があります。」 とのことです。 これらの場所にデータ類があるなら、一時、別の場所へ保存確保してお くのがいいと思います。 何度も実験したわけではありませんが、わたし自身の経験では、ショー トカットやフォルダが失われたことはなかったです。 以上、長文、失礼しました。 2003年12月14日(日) Kazuhiro Kito <k-kito@kazusoft.com> <http://www.kazusoft.com/>
Received: from hotmail.com (sea2-dav52.sea2.hotmail.com [207.68.164.41]) by sl.sakura.ne.jp (8.12.10/8.12.6) with ESMTP id hBDM0ZhU088091 for <windows@sl.sakura.ne.jp>; Sun, 14 Dec 2003 07:00:35 +0900 (JST) (envelope-from zhiro@hotmail.com) Received: from mail pickup service by hotmail.com with Microsoft SMTPSVC; Sat, 13 Dec 2003 14:00:29 -0800 Received: from 218.46.227.57 by sea2-dav52.sea2.hotmail.com with DAV; Sat, 13 Dec 2003 22:00:29 +0000 X-Originating-IP: [218.46.227.57] X-Originating-Email: [zhiro@hotmail.com] X-Sender: zhiro@hotmail.com From: "Kazuhiro Kito" <zhiro@hotmail.com> To: <windows@sl.sakura.ne.jp> Subject: [windows:16870] Re: システムの再構築について教え てください Date: Sun, 14 Dec 2003 07:00:26 +0900 Message-ID: <000001c3c1c4$83af9960$6401a8c0@topazxp> MIME-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset="iso-2022-jp" Content-Transfer-Encoding: 7bit X-Priority: 3 (Normal) X-MSMail-Priority: Normal X-Mailer: Microsoft Outlook, Build 10.0.4510 Importance: Normal In-Reply-To: <200312102115.DQU5B195@smtp.mail.yahoo.co.jp> X-MimeOLE: Produced By Microsoft MimeOLE V6.00.2800.1165 X-OriginalArrivalTime: 13 Dec 2003 22:00:29.0659 (UTC) FILETIME=[85A74AB0:01C3C1C4] Sender: owner-windows X-ML-Sequence: 16870 X-ML-Name: windows Precedence: bulk Reply-To: windows@sl.sakura.ne.jp |