九曜さん、田中さん、こんにちわ。Kitoです。 横から失礼します。そしてちょっと水を差します。 まず、キー操作から。 Windows2000の初期バージョンでは、「ディスクの管理」のキー操作がう まくいかなかったはずです。だから、まず、Windowsを最新のものにUpdate してください。 次に「ディスクの管理」の右ペインは、上下2つにわかれています。 「ディスクの管理」を選択したあと、タブ1回で、右ペインの上側の部 分にフォーカスが移ります。 上側には、既存のパーティションや、CDROM・DVDなどを含むドライブ類 が一覧表示されます。しかし、未割り当て領域は表示されません。 新たにパーティションを作るには、下側の、少しグラフィカルになって いる部分で、未割り当て領域を選択する必要があります。ただ、多くのス クリーンリーダーはこのグラフィカルな部分を、満足に読み上げないだろ うと想像します。そこで少し工夫が必要です。 方法は、田中さんがすでに書いておられるとおりなのですが、上側にあ る既存パーティションの一覧で、上下矢印キーを使い、Cドライブを選択状 態にしておくことです。この上側の一覧は、スクリーンリーダーで読み上 げてくれるはずです。 上の一覧でCドライブを選択状態にしておいてから、タブキー1回で、下 側のグラフィカルな部分にフォーカスを移します。すると、ここでもCドラ イブが選択状態になっています。未割り当ての領域は、グラフィカルな表 示で、Cドライブの右に位置するはずです。だから、右矢印キー1回で、「未 割り当て」領域を選択状態にすることができます。 「未割り当て」領域を選択しておいて、SHIFT+F10でメニューを表示し、 「パーティションの作成」コマンドを実行します。このコマンドがメニュ ー内に見つからないときは、領域の選択が間違っています。 パーティション作成ウィザードを開始することができたら、あとは問題 ないはずです。 ここから下は、「水」です。 「ディスクの管理」には、ひとつ困った問題があります。 これを使うと、HDDがダイナミックディスクになってしまいます。従来の パーティション管理方法とは異なったものになります。 つまり、パーティションの区切りがシリンダ境界と一致しなくなります。 そのため、市販バックアップソフトやHDDユーティリティのいくつかは、 ダイナミックディスクが導入されているHDDでは使えません。MBRを参照す るツール類でも問題が出るでしょう。 九曜さんのPCは、Windows2000搭載モデルだから大丈夫だろうと想像する のですが、メーカーが独自に導入しているシステム管理ユーティリティの いくつかも、使えなくなる可能性があります。 Linuxなど他のOSとは共存できなくなりますし、Windows98系とのダブル ブート環境では、Windows98からは、たとえFAT32であっても認識できない 領域が生じるおそれがあります。 D2F, DDDump, Partition Savingなどのバックアップツールでは、リスト アが一見うまくいったようにみえても、こまごました不具合が発生するで しょう。 この手の不具合は、なかなか原因がわからないものです。 というわけで、わたしは「ディスクの管理」は使いません。 Windows2000/XPしか利用できないなら仕方がありませんが、Windows98系 をお持ちで、もしだれかの目を借りるなり、Grsapiを使うなど、なんらか の手段があるなら、旧来のFDISKで領域確保を行ったほうが、将来の自由度 は大きくなると思います。 一度、ダイナミックディスクにしてしまうと、ベーシックディスクに戻 すには、すべての既存領域を開放する必要があり、かなり厄介なことにな ります。 「ディスクの管理」が駄目だと言っているわけではありませんよ。 スクリーンリーダーが読み上げない部分があるという問題はあるものの、 これを使えば、視覚障害者が単独でパーティションを操作できます。そし て何年か待てば、現在はダイナミックディスクをサポートしていないプロ グラム類も、たいてい対応するでしょう。 またWindows2000マシンということなので、メーカ出荷時点において、す でにシリンダ境界を無視したパーティションが切られてしまっているかも しれません。 以上、横からの「補足」と「水」でした。 2003年11月23日(日) Kazuhiro Kito <k-kito@kazusoft.com> <http://www.kazusoft.com/>
Received: from hotmail.com (sea2-dav56.sea2.hotmail.com [207.68.164.191]) by sl.sakura.ne.jp (8.12.10/8.12.6) with ESMTP id hAN4tMhU096398 for <windows@sl.sakura.ne.jp>; Sun, 23 Nov 2003 13:55:22 +0900 (JST) (envelope-from zhiro@hotmail.com) Received: from mail pickup service by hotmail.com with Microsoft SMTPSVC; Sat, 22 Nov 2003 20:55:15 -0800 Received: from 143.90.130.56 by sea2-dav56.sea2.hotmail.com with DAV; Sun, 23 Nov 2003 04:55:14 +0000 X-Originating-IP: [143.90.130.56] X-Originating-Email: [zhiro@hotmail.com] From: "Kazuhiro Kito" <zhiro@hotmail.com> To: <windows@sl.sakura.ne.jp> Subject: [windows:16587] Re: Windows2000でのパーティション 作成 Date: Sun, 23 Nov 2003 13:55:10 +0900 Message-ID: <000001c3b17d$f8f8d030$6401a8c0@topazxp> MIME-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset="iso-2022-jp" Content-Transfer-Encoding: 7bit X-Priority: 3 (Normal) X-MSMail-Priority: Normal X-Mailer: Microsoft Outlook, Build 10.0.4510 Importance: Normal In-Reply-To: <rad17C6A5$1069515575$6fb05b@smtp> X-MimeOLE: Produced By Microsoft MimeOLE V6.00.2800.1165 X-OriginalArrivalTime: 23 Nov 2003 04:55:15.0071 (UTC) FILETIME=[FBD710F0:01C3B17D] Sender: owner-windows X-ML-Sequence: 16587 X-ML-Name: windows Precedence: bulk Reply-To: windows@sl.sakura.ne.jp |