長谷川貞夫@東京都練馬区です。 複数ml投稿で、また長文でご迷惑かと思いますが、不要な方は読み飛ばして 下さい。 (以下は転載自由です。) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【昭和56年12月19日がパソコンを用い点字キーで日本語を書いた日】 「視覚障害者における日本語の漢字入力事始めからテレサポートまで」 長谷川貞夫 E-mail: pbb00564@nifty.ne.jp テレサポートNET http://www5d.biglobe.ne.jp/~sptnet/ (1/3) 以下は、全盲の私がパソコンで通常の文字を書くようになったいきさつです。 今は、「テレサポート」の実証実験を同じ気持ちで行なっています。 内容は、「六点漢字の自叙伝」 第27回、第28回 (「点字サイエンス」1999年1、2月号 東京ヘレンケラー協会) に加筆したものです。 昭和56年5月に、東京の平和島でマイコンショーが開かれた。 私は、漢字の使えるパソコンが発表になるか強い関心があったので このショーを見に行った。 一際人だかりが多く、賑やかなコーナーがあった。 そこは富士通が新発売で発表したFM−8(エフエムエイト)という 漢字の使えるパソコンの展示場であった。 漢字が使えるといっても、そうするには、本体と共に漢字フォントの 入ったROMという部品を別に買わなければならなかった。 これなら会社が漢字の提供を保証しているのだから、今度こそは、 このパソコンを買っても大丈夫だと思った。 それは、この前に、噂だけで最後まで漢字フォントを出さなかった パソコンで失敗があったからだ。 この見学後、すぐに秋葉原の店にFM−8を注文した。 しかし、入手できるのは、10ヶ月先の昭和57年3月と言われた。 私はこれを何とか早く入手する方法がないかと考えた。 以前に、日本点字図書館で、マイコンなどの卸業を行なっている 浜田氏という社長に会ったことがある。 思い切って、その社長に頼んでみることにし、電話した。 すると8月末ごろに特別に提供できるという返事があった。 私は、嬉しさに思わず小躍りした。 こうして手に入れたFM−8にプログラムが入った。 そして、昭和56年12月19日に、 視覚障害者用日本語ワープロ第1号機が誕生した。 私に最新のパソコンFM−8を、特別に早く譲ってくれることを 約束してくれた浜田氏は、秋葉原にパソコンショップも持つ、 アスター・インターナショナルの社長だった。 (2/3に続く)
Received: from smtp2.nifty.ne.jp (smtp2.nifty.ne.jp [202.219.63.54]) by sl.sakura.ne.jp (8.9.2/[SHINGUJI/SAKURA-990115]) with ESMTP id LAA20115 for <windows@sl.sakura.ne.jp>; Tue, 24 Dec 2002 11:05:27 +0900 (JST) Received: from dell1 (nttkyo087237.tkyo.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp [219.97.189.237]) by smtp2.nifty.ne.jp (8.9.3+3.2W/3.7W-991025) with SMTP id LAA18523 for <windows@sl.sakura.ne.jp>; Tue, 24 Dec 2002 11:05:25 +0900 (JST) From: Hasegawa Sadao <pbb00564@nifty.ne.jp> To: windows@sl.sakura.ne.jp Subject: [windows:11789] 昭和56年12月19日が パソコンを用い点字キーで日本語を 書いた日(長文、1/3) X-AppName: UNIMAIL Ver.1.62(124) Date: Tue, 24 Dec 2002 11:06:58 +0900 Message-ID: <7a16d0d96363.49fa@smtp.nifty.ne.jp> X-Mailer: InternetPost for Active Platform 1.0.70.10007 (Runtime Edition) MIME-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset=iso-2022-jp Sender: owner-windows@sl.sakura.ne.jp X-ML-Sequence: 11789 X-ML-Name: windows Precedence: bulk Reply-To: windows@sl.sakura.ne.jp |