MLのみなさんこんにちは 松本盲学校の社納さん、八王子盲学校の三崎さん、こんにちは、 東京の岩下です 愛知県豊川市における、視障者向けIT講週の指導者に対する講習会について 報告します。 長文ですので、興味のない肩は読み飛ばしてください。 9月1日と2日の二日間、豊川市生涯学習課主催の上記講習会に講演を依頼され、 合計6時間の講演とデモンストレーションを行いました。 豊川市では、市と某メーカーとの関係から、一般のIT講週の指導をその メーカーと関係の深い会社に依頼していました。 しかし、視障者を教えたことはないため、実際の講習会の前に上記の講習会を おこなった次第です。 生涯学習課が市内の全視障者に文書や電話で希望を取ったところ、約40名の希望 があったそうです。 とりあえず今年度は10名を5組に分けて、1組を5回10時間講週をするそうです。 今年度始めには、視障者向けIT講週など全く考えていなかった市を動かし、 指導員ばかりでなく、パソコン、点訳、音訳などのボランティア、協力的な ソフト開発メーカー、市の関係者など約40名が参加したこの講習会を実現するま でには、 市内在住で、病院のマッサージ師をしている入谷さんという1視障者の大変 な努力がありました。 もちろん5回の講週のあとをどうするかも障害福祉課を含めて話し合っています。 講演とデモンストレーションの内容は下記の通りですが、 この内容を組み立てるには、社納さんの作られたテキストや三崎さんがMLで 報告された、八王子市でのIT講週などを参考とさせていただきました。 また参考資料には、このMLで知った杉田さんのホームページなどや、いくつか のMLやメールマガジンも紹介させてもらいました。 改めてお礼申し上げます。 第1日目(講義とデモンストレーション) 第1章 視覚障害者のコミュニケーション 1.視覚障害者との会話で配慮すべきこと 2.視覚障害者と文字 3.音声での情報収集 第2章 視覚障害者とパソコン 1.視覚障害者と情報障害 2.視覚障害者がパソコンで何ができるのか 3.視覚障害者のパソコン利用を阻むいくつかの問題 第3章 視覚障害者のパソコン環境 1.パソコンは何がいいのか 2.音声化ソフト(スクリーンリーダー) 3.市販のアプリケーションソフト 4.視覚障害者用に作られたアプリケーションソフト 第4章 視覚障害者にパソコンを教える講習会について。 1.講習会の目的を明確に 2.講週は基本的にはマンツーマンで 3.できるだけテキストを作成して渡す 4.初期の評価をしっかりと 5.専門用語(特に英語)はできる限り少なくする 6.パソコンの各部やキーボード上のキーの位置などを説明するときの注意 7.説明会とデモンストレーションをする 8.点字と墨字の違いを理解する(仮名遣い、長音、濁音や拗音の問題) 9.漢字を使ったことのない人に教える時の注意 [デモンストレーション] 1.漢字変換の実際(同音異義語をどう判別するのか) 2.大きな文書の中での検索 3.辞書を引く 4.スキャナを使って印刷物を読む 5.ニュースのヘッドラインを紹介するメールマガジンを受信し、その中にある URLからホームページを閲覧してニュースの詳細を聞く 6.MLでの情報の交換を紹介 7.声の花束からダウンロードした週刊誌の音訳を聞く 8.ナイーブネットからダウンロードした点訳データをピンディスプレイで触読 第2日目(実習) 第1章 パソコンの各部の名称と働き 第2章 ウインドウズの基本操作 1.ウインドウズの起動と終了 2.スタートメニューの中を移動 3.マイエディットでキーボードの練習 第3章 マイエディットで文書作成、簡単な編集、保存と読み込み。 1.アプリケーションの起動 2.マイエディットで日本語変換モードでの入力の練習 3.カーソルの移動 4.コマンドの選択と実行 5.簡単な編集(削除、コピー、移動) 第4章 マイコンピュータで簡単なファイル管理 1.ドライブの選択 2.ホルダの選択 3.ファイルの選択 4.ファイルやフォルダの削除1. 5.ファイルやフォルダの削除2. 6.ファイルやフォルダのコピー 7.ファイルやフォルダの移動 8.マイコンピュータの終了 第5章 エムエムメールとユニメールでメール 1.起動と終了 2.メールの受信 3.受信したメールを読む 4.読んだメールに返事を出す 5.受信したメールの差出人をアドレス帳に登録 6.アドレス帳からアドレスを選択して、新規メールの作成 第6勝 インターネットエクスプローラでホームページを閲覧 1.お気に入りからHPを閲覧 2.URLを指定してHPを閲覧 3.検索文字を入力してHPを検索 4.HPをお気に入りに追加 5.HPをパソコンに保存(txtとhtml) 6.保存したHPを読む 以上 以下署名です ---------- 岩下 宏 mail:HHG00050@nifty.ne.jp
Received: from smtp2.nifty.ne.jp (smtp2.nifty.ne.jp [202.219.63.54]) by sl.sakura.ne.jp (8.9.2/[SHINGUJI/SAKURA-990115]) with ESMTP id BAA09277 for <windows@sl.sakura.ne.jp>; Tue, 4 Sep 2001 01:13:52 +0900 (JST) Received: from nim-hhg00050 (ingi0800.ppp.infoweb.ne.jp [202.219.1.160]) by smtp2.nifty.ne.jp (8.9.3+3.2W/3.7W-991025) with SMTP id BAA09978 for <windows@sl.sakura.ne.jp>; Tue, 4 Sep 2001 01:13:45 +0900 (JST) Date: Tue, 04 Sep 2001 01:12:38 +0900 (JST) From: iwashita hiroshi <HHG00050@nifty.ne.jp> To: windows@sl.sakura.ne.jp Subject: [windows:5381] 豊川市におけるIT講週指導者講週(報告) Message-Id: <200109040110.P300IPIN@smtp.nifty.ne.jp> MIME-Version: 1.0 X-Mailer: Mm-Mail Ver1.43 Content-Type: text/plain; charset=iso-2022-jp Content-Transfer-Encoding: 7bit Sender: owner-windows@sl.sakura.ne.jp X-ML-Sequence: 5381 X-ML-Name: windows Precedence: bulk Reply-To: windows@sl.sakura.ne.jp |