秋山＠塩原です。 皆さん、こんにちは。 視覚障害者にとって最適な入力方法について、何人かの方がコメントしていらっしゃ いました。私もコメントさせていただきます。 ６点入力のメリット １ 覚えるキーが少ないので初心者はキー配列をすぐおぼえられる。 ２ マイワード３などでは、６点のカナの配列とスペースキーなどを同時に押すこと で機能を割り付けることができる。 ６点入力のデメリット １ ６点入力を受け付けないものも多い。 ２ Windows２０００では未対応 ３ ある意味で「バリヤ」になっている ４ 点字を知っている人しかサポートできない 最近のキーボードは、６点入力を受け付けないものもあるようで、そのことはこのML でも話題になったことがありましたよね。 また、Windowsで６点入力ができるのはMEまでではないでしょうか。今後のWindowsで どうなっていくかわかりませんが、 少なくともWindows２０００では対応する６点入力システムがないように記憶してい ます。間違っていたら教えてください。 ６点入力のデメリットとしては、このような物理的な問題が挙げられます。今後の動 向に注目しているんですけど。 先日、ある視覚障害者の方に、「６点入力は視覚障害者の側からのバリヤになってい る部分がある」という感想を聞きました。 そういう見方もあるのか、と考えさせられました。これは、４のサポートの面でもい えるのかもしれません。 また、これからのソフトウェアのことを考えると、６点入力が効率的だというわけで はないと思います。どうしてもほかのキーを使わなければならない場面が出てきます し、その都度対応するキーを覚えていくことはいたちごっこのような気がします。 フルキー入力のメリット １ どんなキーボードでもできる ２ サポートを受けやすい フルキー入力のデメリット １ 覚えるキーが多い ２ ローマ字を覚える必要がある IT講習会などでは、フルキーで教えることが多いと聞きます。とりあえず６点入力の デメリットはカバーしている気がします。 ただ、私もサポートしていて、キーを覚える以前の、ローマ字の構成の部分でつまづ くケースが多いことに気が付きます。 これは、視覚障害者に限った問題でもないのでしょうけれど。 私は、MS-DOSやAOKなど、過去にほかのソフトウェアで経験がある場合はその人の ニーズに合わせてかまわないと思います。 これからパソコンをやろうと思っている人のパソコンを選ぶときは、フルキーを薦め ています。 理由は、前に挙げた６点入力のデメリットがあまりにも大きく、坂本さんや鈴木さん がおっしゃっていた通り、これからのことを考えればフルキーのほうがベターだと思 うからです。 ここまでは入力方法のことでしたが、キーボードについては、ほかにもあります。 ノートパソコンの場合、F4とF5、F8とF9の間に間があいているものが好評です。 具体的には、IBMの物が多いんですけど。 また、タッチパッドではなく、トラックポイントのほうが好評です。ノートパソコン の多くはタッチパッドになっていて、使用しているときタッチしてしまい、迷子に なってしまうことがあるようです。使用しない設定にもできるのですが、サポートの ときにマウスを接続しなければならないなど、少し面倒です。トラックポイントの ノートPCだと、その現象は回避できます。 具体的には、これもIBMが多いんですけど。 以上、キーボードに関することでした。
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