こんにちは、中村昭徳です。 WZ EditorをDMライクにカスタマイズするプラグインマクロ、dmw inがバージョンアップして、WZ Editorが独自で搭載している音声 化機能と組み合わせて使うことができるようになりました。 私はdmwinの愛好者で、とても快適に使わせていただいていたのですが、wzmai lが使えないことが、唯一残念に思っていました。 結論から言いますと、予想以上に快適で、初心者の方におすすめ できるとはいえないものの、これならメインのメーラーとして、十 分使えるなという印象です。 私は、電子メールはもちろん、niftyの会議室の巡回やnewsグル ープの購読、ビレッジセンターの掲示板の読み書きなど、一通りの ことを試してみましたが、ほとんどの操作は自力で行うことができ ました。 特に注目すべきは、ビレッジセンターの掲示板を、Web上からで はなく、wzbbs上で購読や投稿ができる点です。 私はWebの巡回やform入力にはそれなりになれている方だと思う のですが、それでも掲示板の巡回や発言を音声ブラウザで行うこと は、とても面倒に感じ、時間もかかります。 wzbbsで掲示板を巡回すれば、通常の電子メール感覚で投稿や発 言ができます。未読の投稿記事が自動的に受信箱にたまっていくの で、発言を読み落とすこともありません。電話料金の節約にもなり ます。 このシステム、ユーザーのそれぞれの環境に柔軟に対応されてい る、すばらしいものだと思います。一つ注意しなければならない点 は、wzbbsで掲示を利用するためには、その掲示板のシステムが、w zbbsに対応している必要があるということです。 私のホームページにも「お笑い掲示板」なる掲示板がありますが、 私のホームページで採用している掲示板は、wzbbsには対応してい ません。ビレッジセンターのホームページに、wzbbs対応の掲示板C GIや、対応掲示板の作り方が公開されていました。私の環境で利用 できるようであれば、私のページでも採用してみたいと思っていま す。 wzmailの一番の利点は、すべての操作が統一されていて、電子メ ールであるとか、newsであるとかいうことを、ほとんど意識するこ とを必要としない点です。私、以前からnet newsを読んでみたいと 思っていたのですが、なかなか使いやすいニュースリーダーが見つ かりませんでした。おそらく、wzmailは、視覚障害者がWindows上 で唯一使えるニュースリーダーであると思います。 dmwinを組み込むと、DM Editorライクな操作性でファイルの読み 上げや編集作業ができるようになります。ただ、wzmailを起動した だけではdmwinのマクロがwzmainに反映されません。そこで、dmwin を起動したら、一度WZ Editorを起動します。こうすることによっ て、dmwinのマクロがwzmailに反映され、記事の本文の内容を連続 読み上げすることができるようになります。この情報は、dmwinの 作者である、田中様の本MLのメッセージを参考にさせていただきました。 メッセージの送信や返信は、WZ mail Editorを使うことになりま すが、dmwinが組み込まれている、通常のWZ Editorと同じものなの で、読み上げや編集がとても快適です。 メッセージのタイトルやアドレス帳からの入力は、通常マウスを 使って操作するようですが、[alt]+[u]や[alt]+[m]など、ショート カットキーが割り当てられていて、キーボード上からでも操作する ことが可能です。届いたメールの添付書類を開くときには、メール の一覧が表示されているリストビューで、[alt]+[a]を押します。 添付書類がなければ「添付されていません」というメッセージが出 力され、添付書類があれば、添付書類のリストが表示されます。目 的の添付書類を選択して[alt]+[enter]を押せば、添付書類の保存 や直接開くなどのメニューが表れるので、上下矢印キーを使って、 目的のメニューに進むことができます。 私の感想として、wzmailは、決して初心者の方におすすめはでき ませんが、いろいろなショートカットキーが使えるようなので、そ れらを覚えていけば、かなり快適にwzmailを使いこなすことができ そうですし、また、奥が深いソフトであると思います。 それから、wztermを利用すると、パソコン通信やtelnet経由でホ ストにloginできるのですが、これがなんと、dmwinを組み込むと、 ある程度使えることが判明しました。 パソコン通信nifty serveの会議室やパティオなどを巡回するこ とはすでに書きましたが、手動でログインして、オンライン上でコ マンドを入力することができるのですが、私は、この機能はスクリ ーンリーダーでは使えないと考えていました。ところが、dmwinを 組み込んだ状態でアクセスすると、wzterm上のログの内容を読み上 げてくれるようになりました。WZ Editorから"go find"コマンドを 打つと、その結果、この場合検索メニューの表示結果が表示され、 キャレットが文末に移動するようなイメージです。決して使いやす いとはいえませんが、簡単な操作であれば、なんとか使えそうです。 私はMN128-SOHO SL11というISDNルータを使っているのですが、wzt ermからtelnet経由でログインして、コマンドを送信することがで きました。ただ、文字コードが違っていたので、日本語の表示は化 けてしまいましたが。 コマンドの送信を行うときには、プルダウンメニューの中の、通 信メニューの下にある、「一行送信」を使うようです。目的のコマ ンドを入力して、[enter]キーを押し、[esc]キーを押すとwztermに 戻るので、しばらく待っていると、表示結果が画面に反映され、キ ャレットを上に移動していくと、表示結果を読み上げることができ ます。 wzmailでは、テンプレートを設定することで、新規メッセージや や返信メッセージの作製時に、署名や相手の名前、日付などを自動 で付加することができます。このテンプレートは、各アカウントご とに設定することができます。 ただ、wzmailのメニュー上からテンプレートの編集を行おうとし ても、音声で行うことができませんでした。そこで、私は、梅子み たい内容を、とりあえずまとめて入力して、その後でテンプレート をWZ Editorで直接編集しました。このファイルはtmlファイルなの で、WZ Editorで直接編集することで、問題を解決することができ ました。 WZ Editorやwzmailは、各設定がテキスト形式なので、MS-DOSの 経験があって、Windowsのダイアログボックスがうっとうしいとい う方には、かなりのストレス解消になるかもしれません。 ここ数日WZ Editorやwzmailを使ってみて、ますますWZのファン になってしまいました。少なくとも私の場合は、WZ一つあれば、ほ とんどのことは用が足りてしまいます。 ビレッジセンターの皆さん、dmwinの作者の田中様に、心から感 謝です。 e-mail: a-naka@super.win.ne.jp 身障亭半額のホームページ http://www.win.ne.jp/~a-naka/中村 昭徳 (Akinori Nakamura)
Received: from mail.win.ne.jp (mail.win.ne.jp [202.26.1.150]) by sl.sakura.ne.jp (8.9.2/[SHINGUJI/SAKURA-990115]) with SMTP id LAA29822 for <windows@sl.sakura.ne.jp>; Wed, 25 Apr 2001 11:13:38 +0900 (JST) Received: (qmail 29926 invoked from network); 25 Apr 2001 11:13:27 +0900 Received: from ntttkyo22253.ppp.infoweb.ne.jp (HELO pc98) (61.121.6.253) by mail.win.ne.jp with SMTP; 25 Apr 2001 11:13:27 +0900 Date: Wed, 25 Apr 2001 11:14:03 +0900 (JST) From: Akinori Nakamura <a-naka@super.win.ne.jp> To: Windows post <windows@sl.sakura.ne.jp> Subject: [windows:4053] dmwin+wzmail使用レポート Message-Id: <200104251114.U8SNKTA8@mail.win.ne.jp> MIME-Version: 1.0 X-Mailer: Mm-Mail Ver1.43 . Content-Type: text/plain; charset=iso-2022-jp Content-Transfer-Encoding: 7bit Sender: owner-windows@sl.sakura.ne.jp X-ML-Sequence: 4053 X-ML-Name: windows Precedence: bulk Reply-To: windows@sl.sakura.ne.jp |