こんにちは、統合システム研究所の藤沼です。
９５ＲＥＡＤＥＲやかるがるボイスの声で長時間仕事をする際にできるだけ耳の
疲労を少なくする方法を模索していますが、ユーザーができるとりあえずの簡単
な方法を御紹介します。
ノートＰＣでは絶対に外付けのスピーカー（アンプを内蔵したアクティブスピ
ーカーと呼ばれている物）を使用してください。
この選び方ですが、日本製のハイファイ目的や小型のオーディオ用と言われてい
る物は中音域をやや落として聴感上、上下の帯域を広く聴かせていますのでスク
リーンリーダーの声には適しているとはいえません。
一般的なスピーカーで１０CM以下の直径のユニットでは中音域が良く出ますが、
これではオーディオ用にならないために、コーン紙を重くしたり箱のレゾネータ
ーで低域まで出るようにしています。
また、このようなスピーカーで高域を出すためには分割震動と呼ばれるスピーカ
ーエッジの震動を利用しますので、音楽をなんとなく聴くには問題は少ないので
すが、声だけを集中的に聴く場合は声の帯域内での位相のずれによる聴感上の不
自然さが気になります。
割合に聴きやすいのはキーボード用として楽器メーカーから出されている小型
のスピーカーです。出力は最低でも１０Ｗ程度はありますが小音量でも音のバラ
ンスが崩れません。（ラウドネス曲線による上下の帯域の落ちは補正はしません
。）
ＶＳＵの音では高域にフィルターを設けないと耳への負担が増えるでしょう。
また、複数の人が同じ部屋で音声を使用する場合はこの他に超指向性スピーカー
の検討も必要です。
以上この他の実験や報告は別の機会に譲ります。
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Teruyoshi Fujinuma
INTEGRAL SYSTEMS TECHNICAL ADVANCED LAB.
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