ブータブルCD
ブータブルCDって?
USB接続のフロッピードライブを使う
PCをLANでつなぐ
■ブータブルCDって?
PCを起動するために必要な情報が存在するCDROM、CDR、CDRWなどをブータブルCDと呼びます。
これはCDRドライブとライティングソフト(B's RecorderやNeroなど)があれば自分で作成できます。フロッピードライブがPCに付属しないときは、このブータブルCDを作成しておき、そこから起動すればいいわけです。

[起動手順]
フロッピードライブがないPCの場合、CDROMからの起動が可能なようにあらかじめ設定されているはずですが、メーカーによっては、特別のキーを押しながら電源を入れればCDROMから起動する仕様になっていることがあります。
またフロッピードライブがあるPCで、CDROMから起動したいときは、PCの設定を変更する必要があるかもしれません。DELキーを押しながらPCの電源を入れ、いわゆるCMOS画面を出し、起動順序を「フロッピー」→「CDROM」→「HDD」にします。ここは音声化が不可能なので、だれかの目を借りる必要があります。
(このCDROMからの起動は、基本的には、1995年に作られたEl Toritoという仕様に基づくものです。マザーボードのBIOSが古い場合はできません)。

ブータブルCDの作成手順は、お使いのライティングソフトのヘルプを読んでください。

しかし、ひとつジレンマが生じます。
多くの場合、ブータブルCDは、フロッピーの起動ディスクをあらかじめ作成しておき、そのフロッピーのブートイメージを読み込んで作成します。
そしてフロッピーの起動ディスクを作成するには、通常、「起動ディスク作成」や「フォーマット」コマンドを使います。フロッピードライブがないとこれらが使えません。
つまり、フロッピードライブがないのでブータブルCDを作ろうとしているのに、そのブータブルCDの作成にフロッピードライブを必要とするというわけです。
まったく困ってしまいます。

そこで下記では、フロッピードライブがないときはどうすればいいか、Windowsライセンスに抵触しない方法を説明します。
魔法ではないので、フロッピードライブをなんとかして調達しなければなりません。
■USB接続のフロッピードライブ
もし友人がUSB接続のフロッピードライブをもっていたら、それを借りてください。
これがいちばん簡単な方法です。
USB接続のフロッピードライブは、ほとんど通常のフロッピードライブと同じように扱えます。これで起動ディスクをつくり、起動ディスクを使ってブータブルCDに焼き、フロッピードライブを友人に返したら、あとは、作成したブータブルCDでDOSを起動すればいいわけです。
USB接続のフロッピードライブは、購入すれば5千円から1万円弱すると思います。
■PCをLANでつなぐ
もうひとつの方法です。
最近は、PCにLAN用の機器がそろっている場合が多いです。
そこで、もし借りるなどして、フロッピードライブ付のPCを一時的に使えるなら、それをLANで接続し、ファイルコピーを使って起動ディスクを作成する方法があります。
この方法が有効なのは自分がもっているOSがWindows95/98/MEの場合です。Windows2000/XPではいくつかの理由から、この方法が使えません。

まずFDDのあるPCでの準備作業です。
そのPCのOSが95/98なら、フロッピーを入れ、「起動専用」でフォーマットします。
MEの場合は、通常フォーマットします。
2000の場合は、2000のCDROMに収められている、

\VALUEADD\3RDPARTY\CA_ANTIV\MAKEDISK.BAT

を実行します。
XPの場合は、「MS-DOSの起動ディスクを作成する」オプションをチェックして、フォーマットします。
これらの操作はフロッピーのブートセクターにブート情報を書き込むためです。
そして生成されたすべてのファイルを削除します。
これはライセンス上の問題をクリアするためです。

準備がおわったら、本来のPCから下記のファイルをコピーします。
それで起動ディスクになります。
起動ディスクを作成し、そこからブータブルCDを作っておけば、あとはFDD付のPCは不要です。


【Windows95の場合】
C:\io.sysをまず単独でひとつだけコピーします。

次にメモ帳などを立ち上げ、なにも記入しないままフロッピーディスクにmsdos.sysと名前をつけて保存します。(保存場所を間違えないでください。)
そして次のファイルをコピーします。
C:\Command.com

C:\Windows\Emm386.exe
C:\Windows\ANSI.SYS
C:\Windows\Command\Mscdex.exe

C:\Windows\Ank16.fnt
C:\Windows\Ank19.fnt
C:\Windows\Biling.sys
C:\Windows\Himem.sys
C:\Winodws\JDisp.sys
C:\Windows\JFont.sys
C:\Windows\JKeyb.sys
C:\Windows\JKeybrd.sys
C:\Windows\Kanji16.fnt

DOSからCDROMを使うには上記以外にCDROMドライバが必要です。
これについては、
DOS用のCDROMドライバを読んでください。


【Windows98の場合】
C:\Windows\Command\Ebd\io.sysをまず単独でひとつだけコピーします。

次にメモ帳などを立ち上げ、なにも記入しないままフロッピーディスクにmsdos.sysと名前をつけて保存します。(保存場所を間違えないでください。)
そして次のファイルをコピーします。

C:Windows\Command\Ebd\command.com
「OS起動ディスクの作成の詳細」Windows98の項に書いてあるすべてのファイル。


【WindowsMEの場合】
まず次のファイルをひとつだけコピーしてください。

C:\Windows\Command\Ebd\io.sys

その後、
C:\Windows\Command\Ebd\command.com

C:\Windows\Command\ANSI.SYS
C:\Windows\Command\Mscdex.exe

C:\Windows\Command\Ebd\Ank16.fnt
C:\Windows\Command\Ebd\Ank19.fnt
C:\Windows\Command\Ebd\Biling.sys
C:\Windows\Command\Ebd\Himem.sys
C:\Winodws\Command\Ebd\JDisp.sys
C:\Windows\Command\Ebd\JFont.sys
C:\Windows\Command\Ebd\JKeyb.sys
C:\Windows\Command\Ebd\JKeybrd.sys
C:\Windows\Command\Ebd\Kanji16.fnt
C:\Windows\Command\Ebd\Oakcdrom.sys

上のC:\Windows\Command\Ebdというディレクトリは異なる場合があるかもしれません。
いずれにしてもC:\Windowsのサブディレクトリのどこかに、これらのファイルがあるはずです。それをAドライブのルートにコピーするわけです。




ファイルのコピーが終了したら、CONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATという2つのファイルを作成します。この作り方は、「OS起動ディスクの作成の詳細」のそれぞれの項目で説明しています。



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